営業で人にもの売る、会社で自分の施策の承認を得る。
そのとき、いつも「機能」ばかりを伝えてきた。
「これやったら、●●千万円のコストダウンですよ~」
「これやったら、●●時間の事務作業が効率化できますよ~」
でも、今まで人の心に響かせられなかった。
上司のちからを借りて、そのアイデアを無理やり通したこともある。
自分の言葉で、人は動かせなかった。
なんでだろう、どうやったら、人の心に響くのか。
どうやったら、人は自分の考えに共感して、喜んで受け入れてくれるのか。
誰も手を付けていなかった部分に、めちゃめちゃ大胆に切り込んで。
そして、自分としては成果を上げてきたと思う。
だけど、まったく周囲からは評価されてきていなかった。
なんでだろう?
頑張ってきたのに。
周りが馬鹿なのか?なんでわからない?
そうおもって、不満を募らせてきた。
だけど、ある本を読んで、気づいた。
僕の伝え方が悪かった。
伝える方法が間違っていた。
そう気づいた。
僕が伝えるべきところは、
施策の機能や効果ではなく、
その先に待っている未来とすべきだった。
目先のコストメリットを並べても、誰の心にも響かない。喜ばない。
めちゃめちゃ偉い人とか、社長とか、コストダウン厳命されている人は除く。
なので、僕はだめだった。
当然、機能だけを伝えたいわけではない。
その先の未来、生活の理念は持っていた。
みんながめちゃめちゃ儲かって。
活気もってモチベーション高く働ける。
優秀な若手がどんどん入ってくる。
そんな未来のための、効率化なんだ。
そんな未来のための、資金なんだ。
そんなの理解してるでしょ?
わかっているでしょ?
それすらわからず、仕事しているわけ無いですよね?
であれば、なんでそこわかっているハズなにに、反対すんの?なんで?
そう思って仕事してきた。
だけど、間違っていた。
僕の頭は、他人とつながっていない。(当然。)
なので、伝えるためには、言語化が必要。
それをサボっていた。
そう、僕の責任だった。
だって、会議だけで、それを伝えられる?
ではなく、そのまえにアポとって。TELでもメールでも、ZOOMでもSKYPEでも。
理念に共感してもらえる状況、環境の醸成がまず必要だった。
その共通認識の上で、「じゃあ、そこに向かって・・・」が必要だった。
ゴールもわかんないのに、マラソンスタート!じゃ、当然拒否る。
そもそもマラソン嫌いな人もいる。
であれば、まずは健康は大事、運動は大事から共感してもらって、
すこしずつ、マラソンまで誘導。
そういったステップがめちゃめちゃ重要だった。
僕が伝えるべきものは、
商品や機能ではなく、それがもたらす改善によって発生する、
日々の生活の変化。新しいライフスタイル。新しいワークスタイル。
そこで共感があれば、
あとは逆算・逆算。
僕らの与えられた仕事は、日々の作業ではない。
作業は、あくまで業務達成にむけた作業・プロセス。
お前の仕事は、作業じゃない。
その先にある、未来の実現。
そのために、今苦労している。
そのために、周りに理念を伝えている。
違う。違う。
それは仕事ではなく、仕事の目標到達に向けた手段。
もっといい方法ある。
もっと楽になる方法ある。
それを探す。
仕事が100倍になっても耐えられうよう、意識する。
仕事はもっと楽しくなる、もっと効率化できる。
そういうことを考えた週末。